独自ドメイン 名前の決め方|ルール、ポイント、注意点。参考ドメインあり

独自ドメイン 名前の決め方|ルール、ポイント、注意点。参考ドメインあり

独自ドメインの名前を決める時に、知って役立つポイントをまとめた記事です。

Web制作のキャリアを持つデザイナーの立場から、初めて独自ドメインを取得する初心者の方に向けて、独自ドメインのルール名前を決めるポイント注意点参考になるドメインを紹介しています。

ドメイン名は一度取得すると変更ができません。
もし新しく取得し直すことになれば、変更作業や周知に時間がかかります。

後悔しながら利用するなんてことは避けたいですよね。

この記事を読むことで、そんな失敗を避けて、スモールビジネスの顔となる独自ドメインの決め方がわかります。

当記事は、下記の流れで独自ドメイン名を決めていける内容になっています。

独自ドメインの名前を決める流れ

  1. ドメイン名のルールを知る
  2. 最適なドメイン名を決めるポイントを知る
  3. ドメインの種類と意味を把握する
  4. ドメイン名を決める時に注意することをおさえる
  5. 世の中にあるスマートなドメイン名からヒントを得る

独自ドメインって何?無料ドメインとどう違うの?という人は下記の記事をご覧ください。
ページ中段の該当箇所にリンクしています。

それでは、ドメイン名のルールから確認していきましょう。

目次

ドメイン名のルール

ドメイン名のルール
  • ドメイン名のうち、自分で決められる文字列は、63文字以下
  • 半角英字(a〜z) 数字(0~9) ハイフン( – )が使用できます。
    文字列の先頭と末尾の文字をハイフンとすることはできません。
  • 大文字・小文字の区別はなく、 すべて小文字で統一されます。

参考:ドメイン名のしくみ – JPNIC

ハイフンは取得したいドメイン名が既に取得されている場合長い文字列を見やすくする目的で利用します。

例えば、当サイトのドメイン名を決める時、「idesign」という文字列で「.jp」は既に取得されていました。

信頼度という点で、どうしても「.jp」にしたかったのでハイフンと提供サービスに関連する「web」という文字列を組み合わせて下記のようにしました。

idesign-web.jp

このように決められたルールを踏まえ、次のポイントをおさえていくと理想のドメイン名に出会えます。

独自ドメインの名前を決める 3つのポイント

  • 短く、覚えやすく、Webサイトの内容がイメージできる名前にする。
  • 会社名、屋号、サービス名などからドメイン名を考える。
  • 伝わりやすさはユーザー目線からも検討する。

この3つのポイントを押さえるとユーザーにアクセスしてもらいやすくなります。

ユーザー目線で考えても、会社名(屋号)や活動内容が想像できるドメインは安心感がありますよね。
ドメインの名前を考えたら、ユーザーからどのように見えるかイメージするとよいですよ。

例えば、それはどんなシーンでしょうか?
名刺等の印刷物、メールの署名、検索結果の表示などがありますね。

独自ドメインの名前を決めるポイント。ユーザー目線からも検討する

ドメインといえば「.com」や「.jp」が知られていますが、その他にも種類があり、それぞれに意味があります。
これは独自ドメインを決める際にハズせない知識です。

次にわかりやすくまとめていますので、安心して読み進めてください。

ドメインの種類と意味

ドメイン名の「.」以降の末尾の文字はトップレベルドメインと呼ばれ、多くの種類があります。
それぞれ意味を持つので、ドメイン名を決める際にも確認しておきましょう。

誰でも登録可能なドメイン

誰もが取得できるドメインの一例を紹介します。

スクロールできます
種類意味・参考
comCommercial(商用)
最も一般的なドメインとして浸透している。
迷ったら「.com」一番おすすめのドメインです。
netNetwork(通信網)
もともとはインターネット関連サービスやネットワーク関連向けに使われていましたが、現在では広く利用されています。
orgOrganization(組織)
非営利組織や団体などが利用することが一般的。
商業的な利用ではなく、社会的な目的を持つ組織が選択します。
infoInformation(情報)
情報提供が主な目的のWebサイトやブログで利用されます。
bizBusiness(仕事)
ビジネス関連やオンラインショップ向けに適しています。
linkLink(リンク)
Webサイト、リンク集などに適しています。
clickClick(クリック)
特定のアクションを促すWebページなどに適しています。
分野別トップレベルドメイン

おすすめは従来からある「.com」「.net」「.jp」

「.com」「.net」「.jp」は、従来からあるドメインなので、パッと見た時、耳にした時にWebサイトだと直感的にわかるのでおすすめです。

しかし、これらのドメインは希望の文字列で既に取得されている場合も多いのが現実。
そんな時はハイフンや関連する文字列を組み合わせるなどの工夫が必要となります。

ハイフンや文字列の組み合わせがイヤ・・という場合、次の選択肢として「.info」や「.biz」が考えられます。

「.info」や「.biz」は利用しても大丈夫?

「.info」「.biz」は2000年に選定されたドメインです。

ネット上の噂や評判を見ていると、これらのドメインは比較的安価なため、スパムに利用されるケースが多い、迷惑メール判定されやすい、一見、Webサイトだとイメージされにくく警戒されやすい、などという声も聞かれます。

しかし、迷惑メール判定やユーザーの警戒心はドメイン以外の要因もありますので、ビジネスの方向性があっていれば利用してもよいと私は考えています。

大手企業でも「.info」を採用しているWebサイトもあります。
このページの一番最後に紹介しています。

ちなみに私は「.biz」を2009年から利用していますが、噂にあるような問題は一度もありません。

「.link」や「.click」などの新ドメインのメリットとデメリット

「.link」「.click」は2014年に追加されたドメインです。

新しいドメインは増え続けており、今後数年間で1300を超える新しい名前が利用可能になる可能性があるそうです。

参考:ドメイン名の種類 – JPNIC

メリットデメリット
響きが新鮮で新しい
方向性にぴったりのドメインもある
希望の文字列で取得しやすい
信頼度が低い
ドメインだと気づかれにくい
聞き間違いや打ち間違い

ドメインは世界中が利用する文字列。
どんな使われ方をするか、新しいものは不安もありますよね。

浸透していないドメインは、WebサイトのURLやメールアドレスであることに気づかれない場合もあります。

そんな躊躇もありますが、そのドメインの良し悪しは運用してみないと実際のところはわかりません

私は気に入った響きやWebサイトの方向性の合ったドメインであれば積極的に使いたい派です。

例えば、クリエイティブな仕事向けの「.design」「私」を意味する「.me」でWebサイトを運営しています。
今のところ、Webサイトへのアクセスやメール到達も問題なしです。

新ドメインを使った運営サイト

WOMAN(ウーマン)|WebとWordPressのマニュアル
https://womanual.me/

福もんよう|文様好きのための塗り絵ダウンロードフリー
https://fukumonyo.design/

jpドメイン

「.jp」のつくドメイン名(JPドメイン名)について紹介します。
信頼性という意味ではjpドメインが一番です。

種類意味・取得条件
jpJapan(日本)
日本国内に住所を持つ組織や個人
汎用JPドメイン
種類意味・取得条件
co.jpCommercial(商用)
日本国内で登記された法人
ne.jpNetwork(通信網)
日本国内のネットワークサービス提供者
属性型(組織種別型)JPドメイン

ここまで、ドメインの名前を決めるポイントやドメインの種類、意味についてみてきました。
かなりドメイン名のイメージができたと思います。

でも「このドメイン名で大丈夫かな」と不安に感じている人もいますよね。

次にドメイン名を決める際の注意点をまとめていますので、当てはまっていないか確認してみてください。

ドメイン名を決める時に注意すること

商標権の侵害に気をつける

商標登録されている文字列はドメイン名に利用することは禁止されています。
気になる場合は確認しておくと安全です。

参考:商標を検索してみましょう|特許庁ウェブサイト

意味不明な文字列はNG

数字やハイフンを多用した意味のない文字列は、悪質な迷惑行為である「スパム」によく見られます。
そのため、ユーザーに不信感を与えたり、迷惑メール判定の対象となる可能性があります。

日本語ドメインは避けた方が無難

日本語ドメインとは、ドメインの文字列を日本語(漢字・ひらがな・カタカナ)にできるドメインのこと。

日本語がわかる人なら、一目で覚えやすいというメリットがある反面、環境によっては日本語として表示されないデメリットもあります。

基本的にインターネット通信は英語表記のみで成り立ちます。
これが技術の進化より、日本語として表現できるようになっているだけで、実際は日本語部分は英数字で取り扱われます。

例えば、「アイデザイン」という日本語であれば「xn--cckea5e1d0m」という表記になります。

海外や地域によっては正しく表示されない可能性もゼロではありません。

日本語ドメインのメリットを活かせるサービス以外は避けた方が無難でしょう。

最後に、独自ドメインの名前を決めていくのに参考となる企業のドメインを紹介します。
既存のドメインから、よきヒントが得られますように。

スマートな独自ドメインの例

世の中にあるドメインは、圧倒的に「.com」「.jp」「co.jp」が多く、社名やサービス名でつけられています。

それ以外の文字列でもスマートなドメインもあります。

ここでは、数字やハイフンをうまく利用したり、「.info」や「.biz」などを採用した企業のドメインをピックアップしてみました。

数字やハイフンをうまく利用している企業のドメイン

  • ウルトラマン、円谷プロ公式サイト
    https://m-78.jp
  • バイク王&カンパニー
    https://www.8190.co.jp
  • セブン&アイ・ホールディングス
    https://www.7andi.co
  • cool | I/O 3000 | Webデザインギャラリー
    https://io3000.com
  • webデザイナーのためのギャラリー・サイトリンク集 / 1GUU
    https://1guu.jp

.infoを採用している企業のドメイン

  • イオン株式会社 | イオン(株)のコーポレートサイト
    https://www.aeon.info
  • GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト
    https://www.gundam.info
  • カラダにピース。「カルピス」
    https://www.calpis.info

.bizを採用している企業のドメイン

  • 企業向け | 株式会社ビズリーチの提供サービス一覧
    https://bizreach.biz
  • HIBIYA-KADAN 法人のお客様
    https://www.hk-business.biz
  • ポニーキャニオン – PONY CANYON INC.
    https://www.ponycanyon.biz

共通しているのはシンプルであること。
一見して、どこの企業かわかる、サービス内容が伝わることですね。

まとめ・編集後記

独自ドメインの名前決め方まとめ

  • ドメイン名の付け方にはルールがある。
  • ドメイン名は短く、覚えやすく、サービス内容がイメージできる文字列にする。
  • 伝わりやすさはユーザー目線からも検討する。
  • ドメインの種類で迷った時は「.com」を選ぼう。

独自ドメインには平等にチャンスがある

大手企業や人気ブランドの知名度には敵いませんが、インターネットの世界は大小のビジネスが公平に競り合える場でもあります。

都心でのオフィス構えは難しいけれど、オンライン上では誰でもビジネスを展開できます。
そして、そのビジネスの住所である独自ドメインも検索エンジンは平等に評価します。

ユーザーに有益なコンテンツを提供するドメインが高く評価されるのです。
スモールビジネスを強化するために、積極的に取り組んでいきましょう。

独自ドメインは長く育てるほど、自社(自分)の資産となっていくもの。

このページを参考に魅力的な独自ドメインの名前をつけてくださいね。

独自ドメインの名前が決まったら、そのドメインが取得可能かどうか調べてみましょう。
おすすめの取得方法は下記の記事をご覧ください。

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