【超初心者向け 時短記事】WordPress、レンタルサーバー、独自ドメインの要点と費用シンプル比較

WordPress、レンタルサーバー、独自ドメインの要点と費用シンプル比較

スモールビジネスの「育つ、働くホームページを作りたい」を支援する。
WordPressでホームページを作成するのに必要な知識をまとめた記事です。

Web制作のキャリアを持つデザイナーの立場から、超初心者の方に向けて、WordPressの要点と運営にかかる費用をわかりやすく説明しています。

この記事を読めば、短時間で、WordPressレンタルサーバー独自ドメインそこにかかる費用がわかります。

スモールビジネスの信用やセキュリティ、ランニングコストに深く関係するので、ホームページ制作業者に依頼するとしても、経営者として失敗回避のために持っておきたい知識です。

目次

WordPressを始めるのに必要なもの 3つ

  • WordPressテーマ
  • レンタルサーバー
  • ドメイン

この3つはWordPressを始めるために必要となります。

頭の中でこんなイメージをしてもらえるとわかりやすいです。

WordPressの始め方と準備のイメージ
  • WordPressテーマ
    の役割
  • レンタルサーバー
  • ドメイン

順番に、専門用語をわかりやすい言葉に置き換えて説明していきますので、安心して読み進めてください。

WordPressテーマとは

WordPress(ワードプレス)とは、ホームページやブログを作るためのシステムのこと。
世界中に無料で公開されているプログラムです。

WordPressのシステムは、専門知識がない人でもホームページやブログを作成・管理・更新することができる、言わばホームページの基盤となるものです。

下記に表示しているWordPressの管理画面の中で記事を書いたり、デザインをカスタマイズすることができます。

WordPress管理画面

基盤はプログラムの集まりなので、デザインはできません。

デザインを決めるのがWordPressテーマの役割です。

WordPressテーマとはデザインの着せ変えができるテンプレートのようなもの。
下記はWordPressテーマ国内シェア1位のSWELLテーマを利用した時のWordPress管理画面です。
日本のWordPressテーマシェア率(2023年1月)マニュオン調べ

SWELLテーマを利用した時のWordPress管理画面

テーマの中には、ホームページに表示する文字や画像、メニューの位置、配色などを決めるルールがまとめられています。

WordPressテーマにかかる費用

WordPressのテーマは無料テーマと有料テーマがあります。

有料テーマには、買い切り型と年または月単位で支払いが発生するサブスク型があります。
買い切り型の相場は、数千円〜3万円ほど。
サブスク型の相場は、月額で1,000円〜2,000円ほど。

長期的に考えると買い切り型がおすすめです。

無料テーマと有料テーマの違い

無料テーマも優れたものはありますが、有料テーマはデザインや機能が一段と充実しており、記事の書きやすさが魅力です。

加えて、一番押さえておきたいのが継続的な更新です。

WordPressは安全なプログラムを保つため、随時更新(アップデート)されています。
このWordPressの更新に合わせてテーマも更新されないと安全面で危険な状態になります。

無料テーマでもしっかりと更新されるものもありますが、無料で利用するということは、いつ更新が止まってもおかしくありません。

一方、有料テーマは、有料である分、開発者はテーマの更新やサポートを継続的に行いやすくなります。
これにより、ホームページの安全性が保たれ、セキュリティ対策強化につながります。

得するチェックポイント(1)

有料テーマの割引サービスなどを提供しているレンタルサーバーもあります。

割引率はテーマにより違いますが、おおよそ5%〜20%ほどが多いようです。
もちろん、割引率よりもテーマの機能重視ですが、使いたい有料テーマが決まっている場合は、直接購入よりもお得になる場合があります。

有料テーマの割引サービスがあるおすすめレンタルサーバー

ここまで説明してきたWordPress(ホームページ)のデータを管理、保管する場所がレンタルサーバーです。

レンタルサーバーとは

レンタルサーバーとはホームページのデータを保管する場所のことです。

保管だけでなく、
データを整理して安全に守る
ドメインを管理する
Webページを表示させる
など多くの機能が提供されます。

レンタルサーバー会社に申し込み、その中でドメインとWordPress(ホームページ)を管理していくことになります。

例えば、国内シェア1位のレンタルサーバーであるXserver(エックスサーバー)に申し込みをすると、下記の管理画面で必要な設定ができるようになります。
シェア率は2023の日本でのウェブホスティングのマーケットシェア調べ

エックスサーバー管理画面

レンタルサーバーにかかる費用

レンタルサーバーにかかる費用として、一般的な相場は

格安レンタルサーバーで数百円 / 月〜
小・中規模のホームページ向けでは、1,000円~2,000円ほど。
大規模ホームページ向けでは、3,000円~10,000円ほど。

レンタルサーバーの選び方はこちらにまとめています。

ホームページのデータを保管する場所ができたら、次はその場所を示す住所を決めます。
その住所にあたるのがドメインです。

独自ドメインとは

ドメインとはインターネット上の住所にあたるもの。

ドメインとは

ドメインには、
独自ドメイン
無料ドメイン
があります。

独自ドメイン

独自ドメインの例

好きな文字列で独自に登録できる自社(自分)専用のドメイン。

ドメイン所有者

自社・自分

費用

有料

将来性

資産となる

無料ドメイン

無料ドメインの例

利用サービスのドメインの一部が提供される無料ドメイン。

ドメイン所有者

利用サービス会社

費用

無料

将来性

サービスに依存する

独自ドメインと無料ドメインの違い

無料ドメインでもWordPressを利用することはできます。
独自ドメインと無料ドメインの違いは一言で言えば「評価」です。

独自ドメインを取得するということは、そのドメインを所有する権利を得ることを意味します。
年単位で所有権を更新する費用がかかります。

では、評価とは誰がどのような評価をするのでしょうか?
それは人間から検索エンジンからに分かれます。

人間からの評価

独自ドメインは、お金をかけて自社(自分)のホームページをしっかりと管理しているという証明であり、信頼性や独自性、専門性などで評価を得られます。

検索エンジンからの評価

検索ユーザーが探している情報が充実しているドメインを検索エンジンは評価します。

無料ドメインを使用する場合、どんなに優れたホームページでも、ドメインの評価はサービス提供元のものであり、独自の評価は期待できません。

独自ドメインを使用する場合、ユーザー目線のコンテンツを心がけて運用することで、検索エンジンからの評価を得ることができます。

これは、独自ドメインがビジネスを行う上で価値ある資産に育っていくことを意味します。

独自ドメインにかかる費用

独自ドメインにかかる費用は、取得費用と更新費用があり、登録会社やドメインの種類により異なります。

一般的な相場は
「.com」や「.net」の場合、年間1,500円〜2,000円ほど。
「.jp」や新しく人気の「.design」などは5,000円~10,000円ほど。

取得時(1年目)はキャンペーンなどで数百円で取得できる場合もありますが、更新時(2年目以降)は通常価格になるので、ドメイン取得時には更新費用もしっかりとチェックしておきましょう。

得するチェックポイント(2)

先述の得するチェックポイント(1)で紹介した有料テーマ割引きサービスに加えて、独自ドメイン無料特典サービスを提供しているレンタルサーバーもあります。

有料テーマの割引独自ドメイン無料サービスがあるおすすめレンタルサーバー

独自ドメインの名前の決め方はこちらにまとめています。

まとめ・編集後記

WordPress、レンタルサーバー、独自ドメインの要点まとめ

  • WordPressを始めるのに必要なものは、WordPressテーマレンタルサーバードメイン
  • WordPressテーマはホームページのデザインを決めるもの。
  • レンタルサーバーはホームページ(WordPress)のデータを保管する場所。
  • ドメインはインターネット上の住所にあたるもの。
    独自ドメイン取得はドメインを所有する権利を得ること、運用次第で価値ある資産に育っていく

WordPressでのホームページ運用にかかる費用まとめ

同等レベルのレンタルサーバーを借りて、独自ドメインの無料サービスあり、なしの場合の1年間でかかる費用の比較です。
下記の価格はあくまでも相場なので目安程度になりますが、費用感が伝わればうれしいです。

スクロールできます
割引きサービスあり割引きサービスなし
レンタルサーバー費用
小・中規模HP向け
1年払い(1,100円/月)
を想定
13,200円 / 年13,200円 / 年
独自ドメイン取得
・更新費用
「.com」を想定
0円
レンタルサーバー契約中
1,650円 / 年
合計13,200円 / 年14,850円 / 年

有料テーマを利用の場合は上記に加えてテーマ代(15,000円前後が多い)が必要です。

無料ほど高いものはない

安心、安全に。育つ働くホームページを運営には、無料よりも確かな有料サービスの利用がおすすめです。

無料や格安のものは、サービスが終了する、足りない部分を補うための人手や労力、時間がかかる、、など、最終的には、それ相応、またはそれ以上の対価を支払うことになります

これは15年以上のWeb関連の仕事で得た経験から痛感しているところ。

ゆえに、どこに費用をかけるべきかを見極める判断が非常に重要なんですよね。

ホームページ運用にかかる費用は、リアルでお店や会社を持つことに比べたら格段に少ない費用で済みます。

この低いコストで、オンライン上での宣伝、集客、ブランディングを実現できるのが、Web活用の大きなメリット。

オンライン社会の現代、レンタルサーバー会社の競争は激しく、提供サービスもどんどん充実してきています。
そこを見逃さず、キャンペーンや割引をうまく利用する賢い選択をして、スモールビジネスを成功させていきましょう。

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