【目的別に紹介】WordPressで会員制サイトを作る3つの方法
- WordPressで簡単に会員制サイトができると聞いた、知識がなくてもできる?
- すでに運用しているWordPressに会員制機能を追加したい。どんな方法がある?
- プラットフォームで満足できず、自分でコントロールできる環境で会員制サイトを構築したい。
このような疑問を解決できる記事です。
WordPressを利用した会員制サイトの作り方には3つの方法があります。
WordPressで会員制サイトを作る3つの方法
会員機能を持つWordPressプラグインを利用する。
制作会社に依頼してWordPressに独自の会員機能を追加する。
(プラグインなし)
WordPressと連動できる会員制サイト構築システムを利用する。
(プラグインなし)
それぞれ、どんな会員制サイトを作りたいのか?
その目的により、どの方法がよいかは変わってきます。
一口に会員制サイトと言っても
- 登録会員にだけ公開できるページがあればいい
- 無料会員、有料会員などランク分けして、それぞれに見せるページを出し分けたい
- 会員マイページと連動したメルマガ、ステップメール配信をしたい
- LINEアカウントで会員登録させたい
- 決済機能と連動したい
- 月額課金のキャンセル時に自動で退会扱いにするなどの自動化をしたい
- 有効期限を設け必要な処理を自動で行いたい
- オンライン講座形式にしたい
- コミュニティ機能がほしい
- 顧客情報をWordPress上に保存したくない
・・・など、いろいろありますよね。
当記事では、会員制サイトを作る目的に合わせて、どの方法を選べばいいか?それぞれのメリット、デメリット、おすすめサービスも合わせて紹介しています。
長年(2018年から現在まで継続中)WordPressで会員制オンラインスクールを運営してきた経験から書いています。
あなたの目的が達成できますように。
それでは、始めていきましょう。
作り方 (1)会員機能を持つWordPressプラグインを利用する
一番簡単な方法はプラグインを利用する方法です。
プラグインを利用する方法はこんな方に向いています。
多くの機能は求めず、登録会員にだけ公開できるページがあればいい。
自分の力で構築したい。
費用を抑えたい。
プラグインを利用するメリット
プラグインはWordPressの管理画面から簡単に導入でき、専門知識がなくても必要な設定をしていくだけで機能を追加できます。
プラグインを利用するデメリット
- プラグインに依存するリスク
-
プラグインでの会員制サイト構築は、会員機能の動きの全てをプラグインに依存するということ。
大切な顧客情報の管理をはじめビジネスの核となる部分をプラグインに頼るのはリスク大です。 - トラブルは自分で調べて(または専門家に依頼して)解決する必要がある。
-
上手く動作しない、エラーが出たなどのトラブルがあれば自分で調べて解決しなければなりません。
- セキュリティリスクが高まる。
-
どんなプログラムにも脆弱性(セキュリティ上の弱点)はつきもの。
その改善のためにプラグイン開発者はプログラムを定期的に更新します。プラグインは便利ですが、プラグイン導入により、悪意ある攻撃の侵入口が増えるということも頭に入れ、常に最新の状態を保つことが重要です。
プラグイン利用は安全性や機能面などで、問題が起こる可能性があることを考えて管理するようにしましょう。
会員制サイト構築におすすめのプラグイン
プラグイン開発者による定期的な更新があり、安定感のある人気のプラグインを2つ紹介します。
利用者が多い分、情報提供しているブログも多いので導入時やトラブルの際にも役に立つでしょう。
WP-Members Membership
WP-Members Membershipは、シンプルで使いやすい無料プラグイン。(有料版あり)
カスタマイズ可能な会員登録フォームを簡単に作成できます。
特定のコンテンツやページを非会員、無料会員、有料会員などのグループに対して制限することができます。
これにより、有料コンテンツの提供や会員限定の情報公開が可能です。
ユーザー登録した会員だけに特定のページを公開するだけの目的であればこのプラグインで十分です。
Simple Membership
無料プラグイン。(有料版あり)
Simple Membershipは、会員レベルやアクセス権の設定、会員登録フォームのカスタマイズなど、メンバーシップを柔軟に管理できます。
上記で紹介しているSimple Membershipとの大きな違いは決済機能と連動していること。
オンライン決済サービスのPayPal、Stripeに対応しています。
ここまで説明してきたプラグインの導入をプロに依頼するという選択肢もありますね。
次にWordPressに独自の会員機能を追加する方法について見ていきましょう。
作り方 (2)制作会社に依頼して独自の会員機能を追加する
WordPressに詳しいプロに依頼してWordPressに独自の会員機能を追加する方法です。
プロに依頼して会員機能を追加する方法はこんな方に向いています。
本格的な会員制ビジネスを立ち上げたい
必要な機能だけを備えた独自の会員機能がほしい
ある程度会員数があり、売り上げが見込める
制作会社に依頼するメリット
- 専門家の知識と経験を活用できる
-
WordPressの専門家は、サイトのカスタマイズや改善に関する豊富な知識と経験を持っています。
プロの助けを借りることで、要望に沿った会員制サイトを作成することが可能です。 - 時間と労力を節約できる
-
専門家に依頼することで、自分で試行錯誤する時間と労力を節約できます。
- 品質とセキュリティの保証
-
専門家に依頼すると、品質とセキュリティが確保されます。
トラブルの際も迅速に問題を解決でき、安全です。
制作会社に依頼するデメリット
- 費用がかかる
-
会員制機能を追加するには高度な知識が必要となるため、少なくとも50万円から数百万円は必要となるでしょう。
逆に安すぎる業者は注意が必要です。 - 信頼できる専門家を選ぶ必要がある
-
会員制サイトは作ったら終わり、ということはまずありません。
WordPress自体やテーマのメンテナンスが定期的に必要となるので、信頼でき、長く付き合える専門家を選ぶことが重要です。
自分の要件や希望を明確に伝え、それを受けしっかり提案してくれるかどうかが専門家選びのポイントとなります。
これらのメリットとデメリットを考慮し、専門家に依頼するかどうかを慎重に検討しましょう。
おすすめ 無料で信頼できる制作会社を見つける方法
信頼できるホームページ制作会社といっても、知り合いもいなければ繋がりもない場合、不安ですよね。
ネットで検索して探すにしても、1件ごとに調べて問い合わせるのも面倒で大変。
そんな時は、優良な制作会社だけを集めた比較サイトの利用が便利です。
下記に、制作会社を簡単に比較・一括お問い合わせが無料で行えるサービスを紹介します。
サイト制作 一括 . jp
サイト制作 一括 . jp は一括問合せサイトの中でも国内最大級の掲載数。
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利用は完全無料です。
下記のボタンからページを開いて、表示されるチャット相談から「会員限定サイトを作りたい」にチェックを入れて進めると早いです。
サイト制作 一括 . jpで見積りをとったら、会員制サイト構築システムの導入についても検討するといいですよ。
次にWordPressと連動できる会員制サイト構築システムについて見ていきましょう。
作り方 (3)WordPressと連動できる会員制サイト構築システムを利用する
WordPressとは別に会員制システムを利用して、連動させる方法です。
この方法が一番セキュリティ的にも安全で、集客・接客・運営の自動化が可能になります。
WordPressと連動できる会員制サイト構築システムはこんな方に向いています。
顧客数3000名以下の小規模オーナー、オンライン学習サイト運営者向け。
WordPressだけでは実現が難しい会員個別のデータ管理、会員マイページなどが必要
集客・接客・運営の自動化をして時間の切り売りを少なくしたい
登録フォーム、決済システム、会員管理システム、メルマガツールなど複数のシステムを1つにまとめたい
会員制システムを利用すると聞くと、難しい、高額といったイメージがあり、どうしても敷居が高そうって感じますよね。
そういった不安が解消される、難しいサーバー管理や会員システム構築をお任せできて、サポートもしっかり受けられるサービスがあれば知りたい、、という人におすすめのシステムを紹介します。
おすすめの会員制サイト構築システム
どんどん!メルマガ応援団(どんメル)
どんどん!メルマガ応援団はオンライン学習サイトや会員制ビジネスの構築、運用、自動化に必要なシステムを一括で導入できるサービスです。
このシステムは、WordPressとの相性がよく、指定タグをコピペするだけでWordPressと連動が可能です。
LINEとの連携が簡単なのも魅力。
14日間の無料お試しがありますので、気になる方は利用してみてください。
WordPress連動システム導入のメリット
- 時間の切り売りをせず、面倒な作業をシステムに任せられる
-
集客、フォームでの申し込み、接客、決済、教材提供までの一連の流れをほぼすべてを自動化できるので会員制サイト運営だけに集中できる。
- 顧客情報漏えいのリスクを避けられる
-
WordPressだけで会員制サイトを構築すると顧客情報はWordPress上で管理され、情報漏えいのリスクも高くなります。
その点、厳重に管理された会員制システム上に顧客情報を置くことでリスクを避けることができます。
有料の会員制でしっかりとした信頼性の高いサービスを提供するには、WordPressと会員管理のシステムは分けることをおすすめします。
WordPress連動システム導入のデメリット
- 毎月の費用がかかる
-
システムの利用料が発生する点です。(月2,580円〜)
といっても、単にメルマガ配信システムだけでも最低限5,000円前後は月額でかかりますので、どんメルシステムはかなり利用しやすい料金設定といえるでしょう。 - どんメルシステムの仕様を覚える必要がある
-
WordPressとは別にどんメルシステムの仕組みを把握する必要があります。
この点はシステムを開発、熟知したスタッフが、ZOOMによる丁寧なサポートがあるので力を借りて進められそうです。
こういったシステムを取り入れれば、ビジネスを行う上で必須のクオリティを満たした、デザイン性の優れた会員制サイトの構築が完了します。
私もどんメルのシステムを2018年から利用しています。
このシステムに出会えなかったら会員制オンラインスクールは継続できなかったかも、と思うほど自動化に助けられました。使いやすく質の高いシステムです。
自分でやり切れなかったり、費用対効果が合うのであれば、ぜひおすすめです。
まとめ・編集後記
WordPressで会員制サイトを作る3つの方法まとめ
- 作り方 (1)
会員機能を持つWordPressプラグインを利用する方法
→ 費用を抑えたい人。
多くの機能は求めず、会員専用ページがあればいい人向け
- 作り方 (2)
制作会社に依頼してWordPressに独自の会員機能を追加する方法
→ 費用をかけてプロに任せる。
必要な機能だけを備えた独自の会員機能がほしい人向け
- 作り方 (3)
WordPressと連動できる会員制サイト構築システムを利用する方法
→ 自動化に価値を感じる人。
WordPressだけでは実現が難しい集客・接客・運営の自動化をしたい人向け
スモールビジネスの場合、買い切りモデルだけでは経営が不安定。
私自身、単発の動画講座を販売していた際にその不安を痛感しました。
そこで、会員制のオンラインスクールに切り替えたことで経営が安定し、時間にも余裕ができました(2018年から現在も運営しています)。
会員制ビジネスの最大の魅力は、自分のサービスに興味を持ってくれる人やお客様と何度も接点を持てることです。
新規集客が難しい今、継続的に購入してくれるお客様は貴重です。
特に個人でビジネスを営む人(私もその1人です)は、システムに任せられる部分を自動化することで、顧客満足に時間を注ぐことができます。
今や会員制ビジネスは企業だけでなく、スモールビジネスや個人でも実現できる便利な時代です。
自分に合った方法を見つけ、積極的にチャレンジしていきたいですね。